この日は久々の加古川両荘グラウンドでの練習。強い風が吹いている中、播兵’sさんとの合同練習を実施しました。練習では、ランパスやフィットネスなどを織り交ぜつつ、BKのサインプレーや、コンタクト練習などを行い、来るノンベーズさんとの試合に向け調整を行いました。適宜ウオーターを入れつつ、だらける事無くテンポよく練習を行い、参加したメンバーも良い練習だったと口々に言っていたようです!
主将である私は、広島出張中で、来週も練習に参加できませんが、バイスキャプテンの石橋君が主体となりチームを牽引してくれています。本当に彼の存在にはプレー面でもチームを引っ張っていく面でも頼りになります。そして、そんな彼や私を支えてくれるメンバーにも改めて感謝を感じる一日でした。
そんな私は、広島に来て仕事に明け暮れる毎日かというとそうでも無く、ラグビーボールを触れないかと、県内の強豪チームである広島クラブに練習に参加させてもらえないか?と打診し快諾くださりました。練習では、私が学生時代にも何度も試合をしてきた相手であり、広島県の高校の中でも強豪と言われる宗徳高校と一緒に練習を行いました。
アップとフィットネスを行った後、FW・BKに別れて練習を行い、最後にアタックディフェンス形式で実践に近い練習を高校生相手に実施。スピードや体力に勝る学生相手に、社会人のプレーヤーは技術力や判断力で対抗。とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。この練習に参加させていただいて感じたことは、とにかく練習の強度が高い。ラインアウトの練習一つとっても、モールゲームも交えつつ、一つのフェーズが終了したらセットをすぐにし直して次のラインアウトを行うなど、短い時間でいかに質の高い練習をテキパキと行うか?というところに注力されていました。アタックディフェンスでも、試合さながらのシチュエーションを組み練習しており、そりゃ試合のことを考えたらこうゆう練習になるよなと強く感じました。我々も、少しずつで構わないので、こういった強豪チームの練習のようなことをしていきましょう。いつまでもタッチフットしていたら勝てませんよ!(むかーしのShe’ll beはタッチフットを永遠としていましたね。懐かしいです(笑))
<コラム>練習は量より質?
最近では「頭を使うラグビー」や「効率重視の練習」がやたらと話題に上がると思います。反対に「圧倒的な練習量」などは、あまり取り立たされることがありません。では、練習は量より質なのでしょうか?
結論、両方大事。
質の高い練習を沢山することが、うまくなる近道です。最近はメディアの影響もあり効率を求めすぎる風潮も感じます。なぜ「質」がここまで言われるようになったのか?一つはトレンドだからです。特に公立校。大体、花園とかにでた公立校は、「少ない時間の中で工夫して~」とか、「他校にはないユニークな練習」とかが取り上げられます。そうするとネタになるので、それで取り上げられているところはあるのではないでしょうか?
もう一つは、前の時代が圧倒的に「量」重視だったから。一時代前のスポーツ業界は、質を上げようがない環境で、量だけが意識されてきました。「ひたすら、うさぎ跳び」、みたいな時代です。しかし、最近では、「質」を上げるための情報も簡単に手に入るようになりました。この「量」だけの時代と比較して、反動というか、調和がとれるような形で「質」のピックアップが増えているのではないでしょうか?
では、「量」はどうでもいいのかというと、そんなわけはなく、めちゃめちゃ大事。
「効率重視」、「工夫して練習」を取り上げられた公立校が、勝てるのかというと、微妙だと思いませんか?結局、ゴリゴリに練習している私立にやられたり…。
分かりやすい例を挙げると、「トップリーガーが時短や、効率だけで練習しているのか」というところ。おそらく、最高の質を保ちながら一日中練習しています。
前の時代に比べて、大事さが見直されてきているから、「質」のピックアップも増えるし、かといって、「量」がなくても最強というチームはまだ現れず。といった感じです。結論、どっちも大事だということが言いたいです。
ここで、「あえて優先するとしたらどっち?」と言われると、先に取り組むべきは「量」の充実です。なぜなら、「量」の方が簡単に増やせるから。加えて、「質」は、それが正しいのかの判断が難しい場合があります。よって、「量」を増やしながら、「質」も常に追い求めていくことで、いい練習に最短で近づけるでしょう。重視するのではなく、先に取り組みやすいという点で、優先すべきは「量」になると考えます。今She’ll beが取り組んでいる練習量の増加(水曜日、土曜日、日曜日)ですね。
では、最後にどうやって「質」を追い求めていくのか?
1)情報源を多く持つ
YouTubeやインターネットなどで簡単に情報が入る時代です。特にネット系の媒体は新しい情報も多くて、視野を広げるという点では、全然アリだと思います。
2)「これだけはダメ」な基準を持つ
「明らかに違うでしょ」、という基準がないと、明らかに間違っている情報でも信じ込んでしまいます。今からうさぎ跳びの再ブレイクもあり得る訳です。でも、それが起きないのは、「うさぎ跳びは違うでしょ」という基準がみんなの中にあるから。
3)とりあえず試す
基本的には、とりあえず試していくのが「質」を上げる近道です。明らかに違うのだけはじいたら、あとはどんどん試しましょう。それで微妙だと思ったら変えていく。試さないと、何を続けて、何をはじけばいいのか、わかりません。
4)キツイのが正義ではない
最後に、キツイのは必ずしも正義とは限りません。やった感があるので、マジメな人ほど、「もっとキツイ方へ!」となりがちです。キツくても、それが自己満足になっているなら微妙なので、上達につながっているのか、いい動きを妨げていないか、などは確認しながら進めましょう。ただし、「質」を追い求めるならキツイことも当然存在するので、そこは理解してやりましょう。
<イベントのお知らせ>
「スポーツが地域へもたらす力」
主催:高砂商工会議所様
日時:2024年12月1日(日) 13:30~15:30
場所:高砂市文化会館 じょうとんばホール(高砂市高砂町朝日町1丁目2-1)
対象:小学生~社会人
元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗氏と元サッカー日本代表の鈴木啓太氏とのトークショー
She'll beでは一緒にラグビーを楽しんでくれるメンバーを大募集中!経験や年齢は問いません!またマネージャーも募集しております!気になった方は下のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!!
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