3月だと言うのにまだまだ寒いですが、小学生から大人まで大勢が水曜日の夜練習に集まり汗を流しました。子どもたちの無尽蔵な体力に驚かされてばかりですが、大人も負けじとスキルで圧倒していき、お互いに良い相乗効果が得られていると思います。子どもからすると、大人のプレーや速さに付いていく必要がありますし、大人からすると後半戦でもバテていない子どもたちに翻弄されないようにお互い必死です。とてもよい環境ができあがっているなとつくづく実感します。
練習でも話した通り、相手の枚数を逐一確認する事、そして仲間を呼ぶことを再度徹底しましょう。アタックでも枚数が不利・揃われている状態の方に振ってしまうケースが時々見られます。これはハーフが悪いのでは無く、アタックラインのプレーヤーが声を出していないからです。良いテンポで攻めれていたけど、スタンドが誰かわからず攻撃のテンポが少し遅れるなども声が無いからです。誰に渡そう？その判断をハーフに委ねるのでは無く、「ハーフ！ここだ！」と呼んであげることで、安心してプレーすることがお互いできると思います。
来る日曜日はKWOさんとの練習試合です。天候は少しばかり心配ではありますが、てるてる坊主を作って日を待ちましょう！今年度の最後の試合となると思いますのでしっかりと気持ちを上げて23年度を締め括りましょう。
＜コラム＞つまらない大人になるな
「大人になるとね、『こんなことやっても無駄』とか、『俺は才能ないから結果が見える』とか、やらないの。子供のうちはバカだから何でもやるんだよ。出来ないことでもやる、怪我もするけど。大人になると、『あぁ、これは向いてないからやらない』、『やっても無駄だ』って言ってやらなくなっちゃう。だからつまんないの。なんでもやるの。初めから完成品なんかを求めようってのが図々しいんだよ。ステップを踏むだけでいい、何でも先ずはやってみればいい。『多分俺には出来ないからなぁ』ってなっちゃダメなんですよ。だから、まずはステップを踏むってこと。歌なんかでも初めからいい歌なんかできないよ。初めは『ヘタクソ』って言われていいの。でも、その『ヘタクソ』って言われたくないの。みんな初めから『できる』を発表したい。だから大人になるとやらなくなっちゃう。なんでもやればいい。やっぱりダメだった。それはそれで面白いじゃん。なんでもできる自分が一番美しいって考え方が図々しいわ」（所ジョージ）
2015年4月3日放送のNHKの番組『あさイチ』（毎週月-金8:15-9:54）にて、ミュージシャン・タレントの所ジョージさんが出演し、失敗を恐れず、まずは何かをやってみることという、チャンジすることの大切さについて語っていた。
この言葉は、大体の大人にグサりと刺さるのではないでしょうか？私もこの話を聞いた時に、衝撃を受けたのを覚えています。確かに練習では、うまくいく事、得意なことを必死になってやっていました。その背景は『ヘタクソ』と言われくない一心で、うまくいかなかった時、失敗した時、「今日はうまくいかない、楽しくない」と失敗の数ばかり数えてうまくいった事、苦手なプレーが出来た時には「偶然うまくいっただけ、もう一回やれと言われてもできないかも」と素直に喜べていなかったです。これが面白いか？と聞かれると、当然表面的には面白い。だって自分の得意な事をやっている、できている気になる。でも心の底から、それこそ子供のように童心に返り楽しめているかと言われると、どうだろうか？最近、小学生や中学生と練習をすることが増えてきました。彼らは楽しそうに失敗しても、次はどうしよう？と前向きに悩んでいます。でも周囲の大人は「そうじゃないだろ！」「なんでやねん！」と完成品のプレーを誰にでも押し付けます。それこそ、子供に対しても。当然、正解のプレーと不正解のプレーは存在します。でもそれを完成品という狭い視野で評価するのか？その課程・その人の性格等を含めた視野で評価するのとでは、全く見方が変わってくると思います。今出来る事、得意な事を伸ばす事も練習ですが、出来ない事、不得意な事にチャレンジすることも練習です。試合ではないのですから、練習でチャレンジする方がよいでしょう。練習でできないことは試合でもできないのですから、初めは『ヘタクソ』って笑われてもいいと思います。練習を積み重ね、次こそ『ヘタクソ』と言われないように努力する。自転車と同じ。誰だって初めは何度も転けて怪我をしたと思います。でも乗れた時、めちゃくちゃ嬉しくてずっと同じところをぐるぐる走り回っていたと思います。ラグビーも同じです。出来ないことがある、苦手なことがある。ということは、この成功体験をまだ味わえるということです。それはとても素晴らしいことです！
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