この日の練習は中学生含め大勢が集まり、ラグビーを楽しみました。集まった人数はなんと総勢30名以上!そしてその中にはShe’ll beの新しい仲間もこの日顔を出してくださり、非常に盛り上がる練習となりました。
練習では、パススキル系を中心にタッチフットを行いました。全員が攻めるタイミングと、複列のアタックラインの活用、また、締めの話でもありましたが、エキストラのプレーヤーへのパスの距離が長過ぎることにより、ボールが空中に浮いている時間の間に、ディフェンスに建て直され効果的な戦術になっていないという指摘もありました。これらを次回以降の練習で意識を持って改善していき、更なるレベルアップをしていきましょう。
中学生と練習をしていて思うのは、やはりその元気さ。積極性も大人に混じって遠慮気味になることなくプレーができています。彼らの素晴らしい点はそれだけではなく、こうしようとチームトークで決めたことを守り抜こうとする姿勢があることです。大人は自分の得意、あるいはしたい事を優先してしまいがちなのかなと感じました。かく言う私も、パスを出すべき場所と理解していながら、目の前に行けそうな隙間があれば突っ込んで行ってしまう側ですが…。ただ、ありがたいなと思うのは、私の性格・プレースタイルを理解し、それを戦術に組み込んでいただき、「次ポイント作って」や「デコイ行って」というコミュニケーションが確実に取れていたように思います。日々練習をともにしているからこそできる性格の理解。もちろん先述したチームの取り決めを守ることを更に上乗せできれば、数段階も上のラグビーができるのではと感じました。この性格理解、プレースタイルの相互認識は一朝一夕ではできません。長く同じグランドで、同じボールを追いかけ理解し合う。大事なことは、一緒にラグビーをする、そして理解しようとする気持ちなのではと思います。
さて、次回の日曜日練習では更に新しい仲間が練習に来てくださいます!楽しみですね!40周年を迎える今年、しっかりと戦力の拡充化とともに、一人ひとりのスキルも底上げしていき、Bリーグの制覇を目指しましょう。去年の試合結果からも狙える視野範囲に近づけたと思います。
<コラム>竹のように
私は高校時代、工業高校で建築学を学んでいました。高校3年目の前期実習では竹細工によるモニュメントの作成で地域のお祭を盛り上げるという物でした。そのモニュメント自体、モニュメントの中を大勢の人が通れるようにと数ヶ月かけて作ったのを覚えています。もちろんそこで必要となる部材である竹も大量に必要となるのですが、この資材を竹林から切り出す作業も自分たちで行わなければならず、今思い返してみれば、かなりの重労働を無賃金でやらされていたなと本文書きながら少し笑ってしまいました。
さて、そんな私が学生時代に傷まみれになりながら竹林から取ってきた竹ですがこのような話があります。竹は種を撒き水を毎日やってもなかなか芽がでません。それでも“いつか、いつかと”長く待つこと約5年、ある日突如として芽を出します。これまで長い歳月全く結果が見えなかった芽はそこから嘘かのように急激に伸び1日~2日で1m以上成長します。一気に20~30mの高さまで伸びる成長を見せます。この竹を掘り返してみると根は深くまで埋まっており、その根の長さは合計でなんと1000m以上にもなるのです。竹の種は5年間芽を出すまでに土の中でじっと閉じこもっていたわけではありません。いつか芽がでるその日まで、未来の自分を支える力を蓄えていたのです。誰にも見えない場所で、誰にも見えない成長を、嵐にも耐えうる自分を支える一番大きな根<モノ>を彼らは育てていたのです。頑張っても、努力しても思うように結果がでない、心が折れそうな時がある。しかしそれは目には見えていないだけで、人として確実に成長しているのです。うまくいかない、挫けそうだという時は、力を蓄えている時。根がしっかりしていないと嵐には耐えられない、高く成長できない。我々も竹のように───。
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