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【活動報告】2024年2月14日(水) カネカ高砂グランド

バレンタインデーのこの日、いつものように大勢が集まり汗を流しました。練習内容は主にタッチフットでしたが、アタック側はオーバー、ハーフを付けるルールとし、ボールキャリアーはオーバーが来るまでダンボールをするというルールを決めて練習を行いました。この練習は、タックルを受けた際に味方が来ていないのに寝てしまうとターンオーバーをされてしまうというシチュエーションを想定し行いました。始めはタッチフットというイメージが強かったためか、タッチ→即ダンボールとしてしまう人が多かったです。攻撃を波状に行うためにも逸早くポイントから球出しをしたいという焦りからこのようなプレーが多く見られたのではないかと推察します。ただ、チームトークを挟んで練習の意味・意義を共有化することで、大きく改善され、孤立して突っ込んでいくプレーが激的に減少したように見えました。この感覚を継続するためにも、人数がいる練習ではこのルールでタッチフットをする方が良いかもしれませんね。


この日練習に来てくれたメンバーの中で最年少はなんと小学5年生!She'll beの代表である島津さんにとってはお孫さんでもおかしくない年齢の子が大人相手に果敢に怖気づくことなくプレーをしている姿をみて、自分が子どもの頃、同じように大人に混じってこんなに積極的にできただろうか?と感じ入り素直に驚かされました。また、ラグビーの輪はまだまだ広がり、練習後の会話で同じ会社で働く仲間も居てこの日二度目の嬉しい驚きでした。楕円球を持って走るという稀有なスポーツプレイヤー人口も決して褒めて多いとは言えないラグビーですが、そんな中、こうやって繋がりが生まれていく事は心から嬉しく大切にしていきたいなと思いました。これも合同練習の大きな利点の一つですね。


 

【コラム】No Excuse

『Excuse』は『言い訳』、これを否定する『No』と合わせ『言い訳はしない』と日本語に訳すことができる言葉があります。この言葉を背中にタトゥーとして身体に刻んでいる人物を紹介します。

ザイオンクラークは、アメリカのオハイオ州に生を受け、現在はプロのフリースタイルレスラーとして活動をしています。強靭な肉体を持っている彼ですが、彼には生まれつき下半身がありませんでした。『尾部退行症候群』という先天性の異常により、腰から下が無い状態で生まれてきたのです。ザイオンクラークは、生まれてすぐに両親に捨てられ、7,8件の里親の元で育てられますが、いずれの場所でも満足に育ててもらえませんでした。飢えさせられたり、他の子供からはよく殴られたりしており、一時は生死の境をさまよい、最終的には福祉施設に引き取られて生き延びることができたのです。

そんな彼は、6歳からレスリングを始めます。ザイオンクラークの里親にになったキンバリーという女性が、彼を元気づけるためにレスリングを始めさせたのです。身体の違いから、差別を受けていたザイオンクラークは、生活というものは弱者を見逃さないことを知っていました。如何に自分の身を守るかを考えなければならなかったのです。このような環境からザイオンクラークはいつの間にかレスリングをする習慣を身に付けていきます。

彼の努力は報われ、なんと大学最後の試合で大学レスリングトップ8に輝きます。そこに至るまでには、血の滲むような努力がありました。

ザイオンクラークは下半身がないため、片手で地面を移動し、もう片方の手で相手を倒さなければなりません。腕を手足として同時に使うことを覚えなければならず、レスリングの始めての試合では勝つことが出来ませんでした。

しかし、ザイオンクラークは持ち前の前向きさから、逆境に負けることはありませんでした。レスリングの練習に加えて、ジムでダンベルや懸垂運動などでパワー強化を行うなど、自身に厳しいトレーニングを課します。その成果が実り、健常者を相手に2017年には55試合中33試合に勝てるようになり、大学最後の試合ではレスリングトップ8の座を掴んだのです。

この他にも、ザイオンクラークは、両手だけで走る速度がギネス世界記録に認定されるだけでなく、様々なことに挑戦し続け周囲を常に驚かせています。ドラムや、スケートボードなど彼の活躍の場はリングに留まることはなく、下肢が無いというハンデを言い訳にせず、挑戦し続ける彼の姿は多くの人々を魅了します。彼の存在を知った時、私はどれほど言い訳を塗り固めてきたのだろうと思うようになりました。ミスなどをした時、つい言い訳が頭を過ります。彼の姿勢を見習い、今日も自分に言い訳をすることなく、様々なことにチャレンジしていきたいですね。


参考動画Netflix『ZION』


 

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